|
 |
|
君の隣で。
|
| 作詞 蘇季 |
|
少し俯いて歩く道
行き場もないまま進む
経過報告なんて馬鹿げた事
「いま、これが、すべてだ」
誰かが笑うけど。
心の中じゃ、枷をつけられて
大声で叫んでいるのに
その声は誰にも届きはしない
「あたりまえじゃないか」
時折見かける君が
遠い存在に感じて
「突き放した私が言うのもおかしいかな。君に幸あれ！」
手を差し伸べる温もりが
こわくて、その手を振り払ってしまったけど、
本当はずっと欲していた
「もうこわくはないよ。」って
言って。
初めてみた真面目な顔に
ときめいたのは事実で
「私らしくないな」なんてらしくない想いが浮かぶ
現実逃避している
目の前の現実は残酷すぎた。
後付けならいくらでもできるな
結果は「君を遠ざけた」
「そのやさしさは今の私には痛すぎたの」
受け入れることも出来ずに
さようならを告げた。
抱きしめてくれてた温もりは
痕を残して消えないから
それじゃ、いつか逢えたなら
「ありがとうっていえたらいいかな。」
横切っていく人波に
鈴をつけた黒猫が導く
あの懐かしい景色、思い出すように
手を差し伸べる温もりが
こわくて、その手を振り払ってしまったけど、
本当はずっと欲しかったんだ
「もうこわくはないよ。」って
もう一度、言って。
「君がくれるやさしさはあの頃の私には苦しかった」
受け入れることも出来ないの
なんて今では笑えるかな。
あの日くれた温もりは、痕を残して消えないけれど
いつかまた逢いたいから
「その時にありがとうっていえたらいいな。」
少し空を見上げて
行き場もなく歩いてく
結果ならもう見えてるよ
「いま、これが、すべてだ」
誰かの声がした。
その瞬間、枷は解かれた
|
|
|
