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歪な迷路
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作詞 蘇季 |
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ある日少年は言った
「何の為に生きてるの。」と
その問いかけに少女は
ただ微笑むだけで。
答えのない日常に
何れ訪れる別れは
君の手を引いて
見知らぬ世界へ導くだろう。
時が過ぎれば忘れてしまう
人にとっては些細な事
それでもいつか
真実は
偽りの仮面を掲げるでしょう。
ある時青年は言った。
「これから先は一人で生きる。」と
その言葉に少女は
悲しげに笑って魅せた。
生きることが罪ならば
死を望むのはどうだろう。
心に巡る感情は
いつか朽ち果てるでしょう。
それは昔話の
泡沫人の物語。
星座を巡る夜に
語り継がれるお話。
君の手の中にある
砂時計は脆い。
それでも、幻影を留める様に
頑なに手放せずにいる。
風に手向く花は何処へ
流れて消え去るでしょう
遠いあの日の約束を
僕は忘れずにいるよ。
君を忘れないように・・・。
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