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Voix premier
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作詞 蘇季 |
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昨日までの日々が
幻覚だったように
泡沫に消え、遠退いていく。
手のひらの唄
爪弾き、舞い、流れる
世界の中で一人佇む。
「まだ捨てたモノじゃないなぁ、この世界も」
それはそれで、人それぞれなんだろう。
大したことのない話でも
人によっては重くなるんだし。
結局は誰も皆、神様の天秤に
乗せられてるだけの夢幻なのかもしれない。
ましてや変わることのない言葉なんて
在りはしないと気付いた
目を閉じて。
振り返れば...。
君の声が、聞こえるような
そんな気がして。
止め処なく流れ続ける旋律は
何処からとなく
遠くからやってくるだけ。
肩を叩いた誰かの声が
今ではもう、聴こえなくなっていて。
どうしようもない事を解っていても
やっぱり簡単には、忘れられないみたい。
立ち止まることは、正直簡単だろう。
けれども、進まなくちゃいけない日もあるのさ。
何もできないって嘆いてるばかりより、
そうだ。少しずつでも歩いてみよう。
始まりは、そう。
最悪だとして、
其れはずっと続くわけじゃない。
知っているだろう?
結論ばかり急がないで。
ときには休んでいこうよ。
どうだろうか?
声にならないメッセージでも
書き綴ってでも、打ち明けずにいよう。
ならば、それはそれでいいのさ。
結局は人は「他人」の全てを
理解できないんだから。
ふとした瞬間(とき)
暗闇の中へ
囲まれてたのに 気付かずに
目を塞ぎ続けた世界に
初めに君がいたなら。
どうかその光の中へ連れて行って。
と願うだろう。
叶わぬモノだと知りながらも。
そして、昨日が「サヨナラ」と告げる。
昨日までの日々が
幻覚だったように
泡沫に消え、遠退いていく。
手のひらには詩。
爪弾き、舞いながら
この世界で君と語ろう。
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