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傀儡紅蓮
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作詞 蘇季 |
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不意に手紙が来た、
遠い夏の日。
花火や祭りで人は賑わう。
その中に飛び込める勇気はなく。
懐かしい夢、見るように
目を閉じた。
消えていった人の数と
出会いはどうしても釣り合わない。
天秤はただただ揺らめいて、
切り刻んだ明日に手をかける。
この街は相も変わらず人溜まりで
息苦しくなるよ。
海の底に沈んだあの日
見上げた空はキラキラ煌く
目まぐるしいほど憂鬱にさせるよ。
夢だけじゃ真実も偽りも見えないから
手に取った答えだけが本当であると、
信じては疑わぬ
貴方の隣で
僕はいつまでもおどけていよう。
今年の僕といえば、
自堕落なまま日々を過ごして、
最悪で害悪な
存在となりにける。
偽りを右手に
真実を左手に
本物は足元に
偽物は頭上に。
振り続く雨は
僕が背負い続けなければならない業と
陶酔するように哂う。
言葉では足りないというのなら
その手に
誓いを立てて 跪き 微笑んでみせるよ。
辿りつくまでの時間が
何れ、刃となって突き刺さってきても
恐れはしないでしょう。
夢だけじゃ真実も偽りも見えないから
手に取った答えだけが本当であると、
疑い続けてもそばにいる、
そんな貴方の隣で
僕はいつまでも踊り続けるよ。
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