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誰もいない午後
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作詞 蘇季 |
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一人 一人 消えてく
この両手から。
足跡を探す
それでも見つからない。
疲れたワケじゃない。
つまらないワケじゃない。
それでも ただ ただ
心は虚しく穴を拡げてくんだ。
どうしようもない
取り返しもつかない
後戻りもできない
わかっておきながら 突き放す
後悔のあとからついてくる イタミは
誰にも消せはしない。
・・・『』
一つ 二つ 埋もれる
砂の中へと。
足音を辿る
それでも見つからない。
壊れたワケじゃない。
イカレたワケじゃない。
それでも なぜ・・・何故?
心は哀しく傷を創造(つく)りあげるよ。
どうでもいいんだ。
どっちつかずのコタエ。
後ずさりもできない
わかっていたけれど 突き刺した
目に映る現実じゃ、拭いきれないから
真実は見つからない
・・・『』
一人きりで佇むだけの午後。
水を切り裂く小石の調べ、
それすら耳障りで、
耳をふさいで ゆっくり目を閉じ
誰もいない世界を思い描いた。
どうすればいいんだ?
取り返しもつかない
どっちつかずのコタエ
もうわかってるんでしょう?
「それでも」
言い訳ばかりして逃げてきた業だ。
誰にも背負わせない。
嗚呼・・・
劈く程の耳鳴りが
我が身に注いで、
「後戻りはできない。」
わかったフリして 突き放す。
誰もいなくなった 部屋に一人 追いやられ・・・
現実は崩れる。
誰にも消せやしない。
この痛みは そう・・・。
「作りあげたのは誰?」
真実は全て もう・・・。
砂の底に
埋もれてしまった。
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