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罪華-zaika-
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作詞 蘇季 |
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「ワタシハワタシニクライツイタ」
痛みにさえも気付かずに
「クリカエシタコウカイハ」
いつでもポケットの奥底に
「かくれんぼを はじめようか?」
ふと笑って 逃げ出した。
原因なんざ、分かってんだ。
「なあ、そうなんだろう?」
言葉にならない空ごと聴かされても
今すら見えない。影が覆いつくすよ
結果・結論・過程なんて
そんなもの 要らなくて
今は生きる意味だけを与えてほしいんだ。
「ワタシハワタシニクライツイテ」
身動きさえも取れなくなってった
「繰リ返シ続ク現実ハ」
いつまでも引き出しに忘れられて
「かくれんぼが 始まっているよ」
ふと笑って 立ち去った。
現況なんて 見えてんだ。
「さあ、これからどうだ?」
言葉も知らない嘘ごと積まれても
君すら見えない。壁が立ちはだかるよ
結果・結論の糧なんて
そんなモノ 大差なく
今は目の前に在るモノが
真実にしか見えないのだろう。
それが虚無と知っても猶更。
「ワタシガワタシニクライツイテ」
もうどれほど月日が流れただろう。
発狂するほどの言葉の弾丸に
撃ちのめされてもまだ、
傀儡のように生き続ける。
凍りついたように張り付いた笑みは
生涯取れることはなく。
剥がれ落つる日が来れども、
その時にはもう感情というものすら
失っていることだろう。
朱紅[アカ]に塗られた壁[へや]に
漆黒[クロ]染まった影[すがた]だけが残されていく。
透明[シロ]だった頃に戻る術など
遠い昔にわすれてしまったよ。
「置いてきた事さえも忘れてたのだから」
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