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からっぽ
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作詞 蘇季 |
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閉ざした世界で君の名を叫び続けた。
もう手放さないといけないことは知っていたけど
僕の心は冷たく君を映すから
今日が眠れなくても勝手に明日はやつてくるさ
そう言い聞かせて今日はするりと手をすり抜けていく
大切にしてきたモノを
他人に
勝手に
ガラクタといわれて捨てられました
誰にもそんな権限ないのに
内側の棘が増幅しすぎて
息を止めるのに必死です
最高記録2年間
消費期限はとっくに過ぎてる
影が僕を指差して
かなしいねなんていうからさ
それならいっそ
そのイメージ通りに
他人『―キミ―』のイメージ通りに動いてあげましょうか
歪んだ瞳は目の前の景色を映してくれない
寂しさの蓄積は
僕の全てに鍵をかけた
自分らしさなんか当然ある訳なくて
他人の偶像を保つのに必死になっていた
言い訳に過ぎない
言うことの効かない
心
傾いた視界は
己『−すべて―』を手放すのに十分すぎた
作り上げた偶像は
実体とはかけ離れた場所に居て
新しく取り入れた機能は
僕には不要だとすぐに削除される
だから
簡単に抱きしめないで
砂のようにすぐに崩れてしまうから
裏切りの代償は重すぎる
今でも目を閉じるのが怖いんだ。
居たいから笑おう
痛いから嗤おう
不要なら離れよう
閉ざした世界で君の名を呼び続ける
声などもう失くしたのに
涙が涸れることを知らない程に
苛む鏡に
視界は紅く揺らいで
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