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MoonLine
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作詞 蘇季 |
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夕暮れの中
見え隠れする色
僕の目にはもう
僅かにしか映らない
“君の目にはどう見えてるの?”
同じ視点ではもう笑えないみたいだ。
透き通る風
踊り出した音色
砕け散った願いの欠片は
夜空の彼方へ還っていくよ
冷たく突き放した両手で
君を手繰り寄せて眠りたい
それでも棘だらけの腕じゃ
君を傷つけるばかりで
愛することさえままならない。
使い古した翼で星座をめぐって
「ほら、見えてきたよ」
次の駅は何処でしょうか
明日はもう来ないような気がした夜
痛みの数だけ強くなれるのなら
あとどれぐらいの傷を負えばいいのでしょう
甘ったるい思考回路の底には
誰にも言えない言葉が蟠る
耳を塞いでいた手を
もうそろそろ解き放とう
誰の声も聞こえない世界は
僕の声も届かない
君へは。
つま先立ちで歩く線路
何処となく流れた時間に乗って
「君のもとへ...君のもとへ。。。」
手探る日常 泣き虫が笑う
暖かな日差しがまた
僕の胸を指して
遠退いていく
疲れた時ほど笑えるように
作り上げた城壁は
鋼鉄の檻の中へ
閉ざされていた
朝焼けの雲
消えそうな祈りは
声にはもうなりそうにない
微かな記憶の底で歌うよ
“君の目にはどう見えてるの?”
Do you know another world of mine?
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