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ガラクタ。
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作詞 蘇季 |
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抜け出したのに抜け出せないのは
おかしな迷路に捕らわれたままだから?
目を閉じれば深い眠りに辿りつける?
加速する現実に戸惑って
動けなくなる
「まるで僕の居場所ではなかったように」
触れる刹那・切り離せない記憶
流転する時間、それさえも、仮想空間
「つまりは」
なんてつまらない話を始める
苛立ちを覚えるのは
目的さえもないから。
言い聞かせることば
あやふやで
疑う事でしか価値を見出せなくなるぐらいなら
何も信じる事できなくなるぐらいなら
いっそこのまま眠らせてほしくて
戸惑いから抜け出せない
欠けた記憶さえ
灰にもならずに遠すぎて。
強く望めば「何を望めと?」
手をのばして「そのまま突き放して」
大丈夫だから「それならとっくに済ましてる」
疑わずに「信じきれずに」
降りやまぬ雨は
徐々に僕を侵食していく
手を伸ばすほど遠ざかるなら
何も望まずに
ただ眺める。
冷たい石を握り締めて
海の向こうへ投げ捨てて
安息日なんて 要らなくて
壊れるまで
何も考えないで動き続けたら
錆ついていていく現実さえ
受け入れるだろうから。
それでもって願ったのは
砂時計の向こうの世界でしかなくて。
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