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簡単なコト。
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作詞 蘇季 |
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簡単にイメージは湧かない。
そんなもんだって
言い聞かせ生きてきた
ましてや自慢話にもならない。
笑ってしまえるぐらいの
出来事ほど
いつか忘れてしまえるから
大切にしてきた言葉でさえ
人の前では壊れる。
済し崩しにされてく問題さえ
さほど問題ではないと気付く
忘れてきたというよりは
置いてきたに近い
心
簡単な一言言いだせなくて
渦にのみこまれた気分だ
現実離れした思いさえも
君に向けてなら口にできる
そんな気がしていたんだ
幼すぎた日々に。
やっとの事で成し遂げたのは
数時間経てば「無意味でした」なんて
泣きそうになるから考えないようにしているんだ。
どんなに笑っても
心の奥底では
遠くを見つめる自分が居るの
「キキタクナイヨ」
この両手から零れだした雨が
痛みをも増加していく
ありふれた嘘つきの中
たった一つの言い訳
笑って流せるから。
目を閉じれば
窓の向こうの景色が見えない
離脱してく迷路
出口さえ見えないよ
いつからか君に言えなくなっていった
悩みさえ
自分の中で消化不足のまま
胸の奥沈めた
透明なだけの空なんて
見向きもしない
いつかはただの背景
悲しくて
色褪せていく街を見つめていた。
跡形も無くなっていく道を通り抜けて
この線路の向こうに
何を見出せたというだろう。
簡単な言葉さえ
言いだせないまま終わって
何気ない日常も
空白のままで。
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