|
|
|
水玉模様。
|
作詞 蘇季 |
|
雨粒一つ、黒い絵の具垂らして
全てが漆黒に染まった頃
僕たちは何を追い求め彷徨う
漂う先には何もなくとも
何が必要で、何が不要か
この傷に問えども増えるばかり
祈る言葉も終には絶えたか
笑み一つ溢して
闇を彷徨った
ああ・・・時折思うは
過ちか、それとも、この痛みが
永久に残されていく事か
ガラス瓶の割れる音と共に
失いつつある眺めを残して
戸惑わずに笑っておくれ
砂が廻り消えていく内に
つま先立ちで見上げた空は程遠く
指先に絡まる旋律は音もなく消える
握り締めたはずの世界は滑り落ちて
目に見えていた 世界は
もう届かない・・・。
空から零れる一滴の涙
痛みを残してどこまで行く
何もかもが終わらずに留まる
疲れ切ったように流れる唄に
身を任せて果てない旅路へと
歩みを進めるならば
全てを置き去りにしても猶
掴み取った光は闇へ
紛れ込んだまま壊れてゆくよ
積み重なる現実は今や
僕には遠すぎて
脆弱な月の下斃れ行く
夢の中
宴はまた開かれる
足跡も付けずに
|
|
|