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erase memories
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作詞 蘇季 |
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目の前を横切る
よく見る機械(くるま)の光景
いつもと違って見えた
同じ世界にいる筈なのに
時々分からなくなるんだ
夢?現実?それすら存在しない世界?
結局は目の前にあるモノ全て
嘘っぱちなんだって
言い聞かせては
溜息。
混沌とした光景に
祈りは宙を舞って
儚くはじけた。
いつの日か全てを忘れてしまえるなら
日記に綴った言葉さえも無意味だろう
それならば、いっそ何も残らなくていい。
突き進んだ
「世界の果てに何もなかったりして。」
そんな気がした。
時々思い出すんだ
忘却(わす)れたはずの
破り捨てた手紙を
また脳内復元してる
どうでもいいことを思い出すように
ヒトリゴト呟いて
感嘆、立ち止まる、振り返り、逃げる
そんな繰り返しの中
見出したのは何?
それすら単なる戯言にすぎない。
物語の端くれ
それすら廃れる
ありふれた感情だけしか
認められぬ世界なら
旅立とうか・・・
鍵を閉めて、閉じ込めた
暗闇の世界
誰もみな知らぬ内に
膨張し始める
ガラクタの詰まった小さな箱の世界
触れてしまえば簡単に壊れてしまうから
夢の続き 眺めていた
まるでフィルムが回るように
傷付いて見えなくなった
真実さえも 幻想の彼方へ
遥か遠く 旅していく
この世界が朽ちてくまで
裸足でも駆けて行けると
笑っていた記憶が揺れてる
刻まれた時間は深く
跡を残して
癒えはしない
ふとよぎった言葉にさえ
目眩がする
一旦停止しようか。
何かが抜け落ちたように
虚ろな目で見つめてる先に
何が見えているの?
僕はもう 聴けないから・・・。
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