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Voice
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作詞 蘇季 |
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ラジオから流れる聞き覚えのない声が
焼きついたままで忘れる事が出来ない
耳を澄まして聴惚れてるよ
まるで風のような
優しい声だったから
裸足で歩いてく路の上で
聞き覚えのある歌
口ずさむ人がいた
ふと振り返ってみるも
その歌は何処にもいない
わかっていたけど
泣きだしそうだ
どしゃ降りの中
響き渡るクラクション
滞ったままで、動けないままで。
口笛高らかに吹いてみたところで
周りの音で聴こえない
雷鳴に朽ちる。
生憎傘はなくてただ茫然としてた
闃然としてる風景に
溺れる錯覚に堕ちる
時間は何かを気に留めることなく
からりと回って 雑踏に消ゆ
微かな夢に目は蕩めく
僅かな光でさえ眩しすぎて
帽子を深くかぶって
人の目も気にせずに
口にするメロディ
何処か果敢無げで
水溜りの中へと飛び込んでゆこう
虹の橋を駆けて渡ろう
何か忘れている気がしているなら
僕の手を取って
さがしに行こう。
続いてく道程を
どこまでも・・・どこまでも・・・
歩き疲れたなら少し立ち止まって
景色(せかい)を見れば
何かわかるかなぁ
目を閉じて静かに
風を感じて眠りに就く
いつの日か目を覚まそう
偽りのない世界へ。
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