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doubt
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作詞 蘇季 |
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割れた硝子細工を一つずつ拾い上げて
またこの両手から滑り落ちていく
ちょっとした物語でさえも
痛むから
遠ざけていたい。
気付いた時には手遅れだったとか
後悔はしたくないんで
とりあえず笑っているよ
意思なき自由って
結局は不自由みたいで
混乱へと突き墜とす
底からの風景はいかが?
遠く爆ぜて消えたのは
空想の中の一つの現実性
いっそ全てを書き直して
探しにゆこう
背中合わせの世界
気付かないままで
いられたらきっと
忘れられたのに
一つの疵が混沌へ導く
其処から見えたのは
小さな光
引きこまれたように
関連性のない現状が
目の前に連なって
輪になって踊っている
くるりと一回転して
切り替わる視界に
混乱は否めない
「わけなどなくて」
眺めていた風景画の中 彷徨う幻影(かげろう)
漂う先に
偽りしか見出せなくとも
「正解なんて誰もわかりはしないんだから」
箱を積み上げて俯いても。
散らかしっぱなしの荷物
片付けてくたびに
込み上げてくるのはなんだろう
少しずつ想い出にすり替わっていく記憶から
きっといつか忘れ去られてしまうのだろう
思い出せるのは
天井に飾られた 窓枠
無意識に意味を見出していた
あの日の影は
何処にも見えない
白黒で描かれる世界に
遠い昨日は置き去りにした。
一時停止ぐらい許されるでしょう?
いつか動き出すから
一旦ここで終わらせよう。
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