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Breaker
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作詞 蘇季 |
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夜になるたびに
外へと抜けだした
行く宛てはないけど
歩いて行けるところまで。
箱の中の生活は
息苦しくて
身動きが取れない
学舎へとむかう途中では
頭痛がひどくて行き場がない。
思い出したくないのは
心地よかった世界が
誰かの手によって 壊されたこと
叫んでも見えないなら
もう何もかも
僕の中から消失することを願った。
仮面の裏に隠した心は
一生崩れることのない壁の向こうへ
引き攣った笑顔の写真に
あの日の感覚が甦る
頭の中から掻き消してしまいたかった世界は
すべての事柄を引き寄せた。
清算しようすべての傷跡を
消えることのない痛みを伴いながら
何もかもを引き裂いて
「壊レテシマエ」
眠りの無い世界に
一人漂えば
映画のワンシーンが ふとした瞬間
回り始める
狂笑で全てをかき消して
疑心で風景を見れば
どうしようもない僕が
逆様に映し出される
視界が朱紅に染まった瞬間
別の空間に飛ばされていたとしても
構いはしない。
「だってもう守るモノなんて何もないから」
なんて空に笑いかけた。
視界が蒼く染まった時
僕は空白へ倒れ込む
何事も起こらなかったように
空へ手を伸ばしながら。
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