|
|
|
ちいさな旅。
|
作詞 蘇季 |
|
蒼空の下、何処までも自転車で駆けてゆく
次々と機械を横切っていく
降り注ぐ日差しがやけに温かくて
水面が反射する道を
只管に走っていく
「自由だ」とか思ってる間に
風が僕に話しかける。
辿りついた木漏れ日の中を
鼻歌交じりにすり抜けていく
雲の流れる先に
何があるというのだろう。
この路は何処までつながっているのだろう。
そんな事を思いながら
鳥が舞う世界を通り過ぎていく
花は咲いては散ってその繰り返しの中で
どれぐらいの世界を見てきたのだろう
石に詰まった物語なんて
誰も知りはしないし、
目の前を通り過ぎていく
小さな蟻でさえ
それなりに世界観があるような気がして
笑ってしまう。
枯れ葉が集う地面に
サヨナラと手を振って
目的地まで何処までも
行けるところまで何処までも。
|
|
|