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たとえば。
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作詞 蘇季 |
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たとえば
夜だけが訪れたとして
朝にも昼にもなれないまま
一日が終わったとして
楽になれるかと思えば
そうでも無くて。
むしろ虚しさが募って
この世界に留まる事がさらに難しく感じるのだろう。
たとえば
人と関わらないままでいられたとして
そのまま生きていけたとして
別に苦にはならないのだろう。
「だって 始めから一人じゃない。」
それでも成長も後退もしないまま過ごすのだろう。
褪めた感性に飾りなんて目障りで。
知った口をきかれるのも好きじゃないし、
だからって知らないフリするのも許せなくて。
ふとよぎる言葉に意味などなくて
それがさらに現状を悪化させてたりして。
なんて
考え出したらきりがない。
たとえば
この世界に終わりが来たとして
存在していた事がなくなったとしても
構いはしない。
だって本当の自分なんて誰の心の中にも存在してないもの。
らしい・らしくないって決めつけないで。
「貴方に何がわかるというんだ。」
たとえば
この世界に時間など存在していないとして
時間自体が固定観念だったとして
そしたら平等に時間は流れない?
そんなの人それぞれでしょう?
たとえばなんて
考え出したらきりがない
わかってるなら
これで終わりにしよう。
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