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Life
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作詞 蘇季 |
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空の向こう漂えば
何処までも歩いて行ける気がした。
立ち止まってばっかじゃキリがない。
そう言い聞かせて 日々を通り過ぎていく。
簡単な詞でさえ言えない。
一言で片づけられない。
言葉にするには簡単なのに
口にするには重すぎて
雨にぬれたブランコに一人
空を見上げ目を閉じた。
瞼の裏に浮かぶ風景は
冷たさを思い知らされるから
「眠レナイ」
閉ざしきっていた窓を開けて
差し込む日差しに目を眩ませて
溜息一つ溢した後
傷だらけの壁に
言葉を添えて また白で塗りつぶした。
膝を抱えて眠る午後には
光の中、倒れ込んだ。
視界がぼやけて叫んだ
その言葉に気付かされる
「何がしたかったのだろう?」
口にした言葉に戸惑って
全てに向けて敵心を。
其処にある存在を否定して
何が楽しいのか分からずとも
狂ったように哂えるよ
「クダラナイ、零から始めよう。」
扉の向こうへ
もう二度と戻れない事を知っていたかのように
硝子を全て叩き割って
誰も読むことのない手紙をポストに入れた。
別れを告げるにはこんなにも容易くて
離れがたい世界の終わりを見つめていた
目の前にあるモノが見えるのなら
それだけで十分だ。
ただ受容していけばいい
あるがままにって。
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