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毛糸。
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作詞 蘇季 |
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「手探りで進む日々に意味はなくとも意義はあるだろう?」
禅問答でも構わない、目の前に居る君に問う。
最前の悪か 最後の善か そんなんさえどうだっていい。
遠回りでも構わない。
俺がしたかった事なんざ高が知れる。
それでも 最終は其処に向かおうとしてる。
そんなこと話したところで 進めるかどうかは分からない。
「今していることは、ただの暇つぶしみたいなものだ。」
そんな考えを軽視しながら今日の選んだ道を君は行く。
“また空が曇り出した。”
それが不安で。
それが心配で。
電車の人混みの中で一人窓の外を眺めて
息苦しさに倒れそうになりながらも
次の駅に着くことを思えば 想えば
遠退く意識の中に雲は途切れる。
人混みの中紛れ行く日々に
紡ぎゆく感情と言葉の波にのまれながら
また、日々を過ごす。
笑えるならいいさ。
「まだ」って「また」って
空が陰り出して雨を降らすなら
早く逃げ出せばいいのに。
出来ないことを知ってるから
それが不安で。
それが心配で。
でも、一度決めた事は
決まってしまったことは何が何でもやり遂げるつもりなんだろう。
昔から変わらない。
そう思って空を見た。
・・・―「あとどれぐらい・・・。」―
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