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WAIT
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作詞 蘇季 |
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此処にあるとすれば
点々と見える星の集合体
T字路の白く澱んだ
空気も 街も 儚く見せるから
何処までも蒼味がかった世界は光を鮮やかに
魅せては放つから。
風に翻る旗を見ていた
春の薫りは仄かに痛みを残して
僕の隣を通り過ぎてくから
君を
また君を捜してしまうのだろう
・・・何処に居るの?
“今まで、は。”
なんて話始めたらきりがない
それで困らせるぐらいなら
言わずのままで 僕は過ごしてきた。
誰の目にも映らない事知っていたから
ならばいっそ・・・
目を閉じる。
書き貯めていた
封筒の中を
鍵かけて また開けて。
どうしようもなくて放棄して。
繰り返す、幾度となく繰り返す。
電話をかける勇気がなくて
ボタンを押しては
消して 繰り返して
「コノ感情ハ」
昔の僕なら 否定するだろうこの事実。
少し前の君なら拒絶するだろうこの真実。
今の僕には言葉にする勇気がなくて
君を傷つける気がして逃げてばかりだ。
一つ一つが眩しくて
躊躇っては手を伸ばして
手を伸ばしては閉ざして
閉ざしては窓の向こうに憧れる
夢だとしても 現実だとしても
違った道に歩もうとも
それが間違いだとは限らないだろう?
心が引き裂かれたとき
誰もいないと知っていたから
全てを閉ざした。
その期間は長ければ長いほど
簡単には鎖は解けない
容易には戻ってしまえるのに
立ち止まって
空を見た 地を見た 常をみた
街はすべて遠く爆ぜて見えて
吐き気がした。
踏み出すことも 振り返ることも
立ち止まれること
怒れること
笑えること
泣けること
嘆いて 叫んで
くりかえして
それが出来るなら
大丈夫だ。
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