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花篝
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作詞 蘇季 |
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ちらほらと視界を遮る
花弁が空を舞って
手の中に堕ちていく
その姿が哀しくて
夢幻の中歩みゆけば
誰もいないこと
改めて知らされる
なんて
わらって
塞いだ
すべてへ。
風の中歩みを進めてゆけば
言葉を失った季節を思い出す
声が喉に詰まって
窒息しそうだ
言葉にすることが怖くて
逃げてばかりで 笑えなくて。
大丈夫だって嗤うことには慣れていて
心の奥にふたを閉めた
正当化していく頭の中
本当はね 気が付いていたのに
知らないふりをしていた。
そんなこと・・・
華やかに咲く光を見ていた
目を逸らしてしまうほど奇麗で
深い眠りに誘う月に浮かぶ
春を見ていた。ただ眺めていた
この心ごと風にのまれて
消えてしまえば よかったのかな・・・。
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