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作詞 蘇季 |
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歯車の音が鈍く鳴り響く
天高く・・・
チクリと指先に刺さった
毒(はり)が 廻り始める
掌に舞って風に融けて消えた
君は何処に・・・
歩き疲れて眠ったあの日には
もう戻れない 戻らない
退屈しのぎに描いてきた
色彩を誰も知られない様に
黒く塗りつぶした
雨の音心に響く
手を引く
止まったままの時計が飾られた
世界(へや)で 天井(そら)を見る
足元に咲いた花の名前を知らない
大切だったのに
泣き疲れて眠ったあの夜には
もう帰れない 帰りたくないから。
窮屈な世界を叩き割って
違う世界へ連れ出した
“キミはダレ?”
思い出せなくなる いつの日にか・・
そうなるのかな。
想像つかないけれど
確かに其処に居て
微かにここに居て
僅かに聞こえる
いつか消えてしまいそうな声を
聴いてる。
騒ぎ疲れて眠ったあの日には
もう戻らない そう決めた。
歩き続けてここまで来たんだ
この色彩を誰にも触れさせはしない
色褪せた写真が廻り出す
時計の針は 動き始める
手繰り寄せた全てが風に
呑まれてしまう日まで
謳うから
笑ってて
やっと見つけた光を抱いて
何処までも
歩いてゆこう
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