|
|
|
白光
|
作詞 蘇季 |
|
目覚めた瞬間に外に飛び出した
硝子窓割る音
脳裏に響く
雑音心地よく全てを揺さぶる
何もかも壊して
「終エバイイ・・・・」
雑踏が入り混じる空
イラつき交じりに感嘆の溜息
伝わらないと嘆く前に
伝えることすら忘れていた。
斃れ行く視界に
君は逆さに映り
僕は時間に背を向けて
走り出した
迷路のように
複雑な回路
もう戻れない・・・「知ッテイタヨ。」
四角い部屋の窓の向こうに手を伸ばす
昨日の事鮮明に映し出す
映像は止まったあの日の僕らを映して
何度も繰り返される
吐き気がしそうだ。
躊躇うことすら
許されないというのなら
どうすればいい?
「創造(つく)ればいい・・・」
それだけの問題じゃない!
君の目に映る僕は本当は
全て偽もので
本物は何処にもいない?
何度作り上げても
君がいなくて
僕は叫んだ
窓の月を見上げて。
月明かりさえも眩しい
星の光は弱弱しい
街灯は痛々しい
灯りじゃ乏しいから
陽の光はイラただしくて
木漏れ日は心地よくて
眠りについてた君を
ノートの端っこに
書き記した
僕の声が届いているのなら
どうか無事でありますように
笑って笑って
ときには泣いて
僕は隣に居るから
ここにいるから・・・
君はどこに?
|
|
|