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作詞 蘇季 |
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廻り始めるレコードは
飛び飛びになった詩を
謳いはじめる
単純作業の
粘土細工を
細やかに創作して
一つの芸術にした
「たぶんね」
間違いだらけの
「世界はね」
廻り続けるから
「独りじゃないって」
言う君の事だから
「言いたかったんだよ」
遠い瞳で笑う
誰しも神様が居て
見守って無くて
見届けてるだけで
波にのまれそうな日は
全てを抱きしめて 一日は過ぎて
帰り際見つけた小さな花の
名前を誰も知らなくって
頬を伝う雫の行方は
頭上の雨だけが知っていて。
短時間で片付けた問題も
本当にそれでいいのかって思う事無いの?
君の声が誰にも届かないって
言うのなら
僕は歌うよ
届かなくてもいい
見つけられなくても
その痛みを知るのは 僕だけでいい
誰にも見えてない
そんな世界は息が詰まる
「ここに居るのに」
見つからなくて
気がつけばすぐそばにあったって
深紅の花弁の中 倒れ込んだ
夢の後 気付くことがあって
戸惑いや不安も
全て君だって
抱えてゆくって
「信じていて。」
何度も口にする名前を
私は知らなくって
見つめ続けていた
風景画を
見続けていた。
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