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rain.
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作詞 蘇季 |
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時計の針が忙しなく鳴り響く
一人、窓の外見つめるこの部屋で
今でも降り続ける雨の音が
心を刺して離してはくれない。
羽ばたいて行く
鳥の群れが
イラただしくて
目を逸らした。
叫び続ける人の声
銃声の中途切れてしまった
手を振る君の事
僕は笑う “明日が見えない”
光が眩しすぎて
斃れ込む視界に
あの日の僕らはもういない
頼りない世界は
僕らを乗せて回り続ける
止まることを知らない時間は
止まってしまった僕を残して
動き続ける。
時計の針が心なしか君を
手招いて 突き放すから
何も言えなくなるんだ
詞にすれば 『楽になれるの?』
笑って見せた表情は
諦めに似た何かを含んでいて
月だけが照らす道を
何も言わずに
駆け抜けるから
戸惑いだけを残す
躊躇いもなく世界は動く
留まる事を知ってしまった人は
留まれなかったものを見て
どう思うのだろう。
指先で辿る地図を
解読する術はない
「限界。」なんて言ってしまえば
簡単に壊れてしまう。
そんな心を持って
頼りない世界は
誰かを乗せて回り続ける
止まることを知らない時間は
止まってしまった人を残して
動き続ける。
戸惑いだけを残す
躊躇いもなく世界は動いて
留まる事を知ってしまった君は
止まってしまった僕を
どう思うのだろう。
何を思うだろう。
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