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Slice
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作詞 蘇季 |
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描き続けた情景を思い出すたびに
記憶の歯車は高速で回りはじめる
何処を切り取っても
君につながるから手放せなくて
ふと笑う瞬間の
何気ない仕草が
いつまでも心を締め付けるから
忘れられない。
繰り返す痛みの果てに
何かがあると信じてる僕を
馬鹿だって笑うから
そんなことはないよって
拗ねてしまう
あの頃は子供過ぎたって
今では笑えるね。
引き離された二つの世界は
いつかまた 君を取り戻すまでの路へとつながるから
闇に隠される真実は
記憶の断片だけを魅せてくる
触れるたびに刺さる棘が
掌を黒く染めて
全てが見えなくなるまでの侵食を引き起こすから。
もう戻れないと知るためにはいい処方箋なんだろ。
皮肉に笑う僕は
大人びた嘘を並べて
君を傷つけた。
感傷的な気分に感嘆の溜息を吐いて
いつか他の誰かに引き離されること
知っていたかのように
君は抱きしめるから
何も言えなくなるんだ。
声を殺して泣く姿が
いまでもこの胸を締め付けて剥がれないから
俺は君の隣に居たいと思ったんだ。
それじゃ足りない?
「本当はそれだけじゃない。」
嘘しか吐き出せなかった
唯一の真実の詞を
手紙に書いて
空に放とう。
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