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嘘つきアリスと月のウタ。
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作詞 蘇季 |
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耳を澄ませて。目は塞いだまま
10数えて・・・その手を払いのけて
遠いところまで、走り出して
ふと立ち止まって振り返って。
「誰の声?」
何か遠くで聴こえた気がして
その声の方へと近付いてゆく。
誰もいないと知っているのに
目が覚めるたびに押し寄せる痛みは
これから先、知る事のない君を
思い出して
僕の「心臓(こころ)」を締め付けるから
その痛みを隠し通せたら
今では遠い君に
出会うことは可能なのでしょうか?
もし君が忘れてしまっていたのなら
僕は星と共に 消え去ろう。
これ以上は何も言わないで
誰もいないと気付いてしまうから。
時間の彼方に融けてしまうから
掌から流れてくる感情は
僕のすべてと交錯して
見分けがつかなくなるから
閉鎖的になる。
そして同じ時を彷徨って
時の中を駆け巡る僕は
ここから抜け出す術を知らないから
笑うことすら忘れてしまったのだろう。
「もう一度ねじを巻き直そう。」
誰かが手を掛ける前に
遠くへ放って
自由ではいられなくなる世界へ
見送るから。
でももし叶うのなら
どうかどうか 君を・・・・・・・・・・。
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