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雫
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作詞 蘇季 |
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何処までも続く道程は
何処へと
続いているのか
誰も知らない
しなやかに風を呼ぶ
その指先に
零れるは 何の歌?
知らず知らずの合間に
ここまで来たから
「もうそろそろ目覚める頃だろう?」
耳元でささやく声は
遠い旅路を共に行こう
どんなに君を傷つけたとしても
“離れないで”側にいよう。
愛おしい人よ・・・。
時計の針がチクリと胸を刺す
溢れだす赤は止まることを知らない
狂気の調べ 僕を誘う
なら手を取って
壊れゆく全てを塞ごう
この両手に掬った君の涙は
大海を渡り何れ日か
僕の両手を滑り落ちる
もう忘れただろう
あの日君に告げた詞は
今でもずっと続いてるんだ。
いつか もう一度
触れることを許されたなら
もう離れることがないように
・・・それでも壊してしまうんだろう。
錆ついたままの鎖は
解かれることはなく
黒く染まった剣は
歪んだ笑みの使者を映す
反転するこの景色は遠く色褪せて
そして何事もなかったかのように
また夜は明ける・・・。
安らぎの向こう側に
安息はあるのだろうか?
いつか もう一度
触れることを許されたなら
君の手を取って ここから逃げ去ろう。
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