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指先から零れ落ちた世界。
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作詞 蘇季 |
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ふとした瞬間に聞こえる声に
怯えて・泣いてばかりいた日々を
君はきっと知らないでしょう?
いつから閉ざしきった窓を
開けてみようか・・・。
掌に有り余ったいくつもの嘘の中
本当の言葉はどれぐらいなのだろう?なんて・・・
ふとした瞬間によぎった記憶は
虚しく全てを零に還すから
痛みの分だけ 優しくなれるなら
「いいのになぁ・・・」なんて
思うよ。
どうしても・・・。
繰り返した言葉の後
訪れる痛みは いつの日か心を蝕んで
壊れてしまうんだ
本当の言葉を伝えられないまま
僕は 君の手を握り締めた。
あとどれぐらい生きられますか?神様・・・。
問いかける言葉は空を裂いて
撥ね返る 空に散らばる記憶の欠片
目を閉じたら聞こえる気がした
「聴きたい・・・」聴こえない・・・。
雑音の中 君は消えそうで
怖くなる。
指先にあふれ出すメロディーは
君に向かって歩き出すよ。
届かないと知りながら
想ってしまった
この声に君は 笑うだろうか・・・?
出会ってからは戸惑いの連続で
空回る感情に 先走る想い
手に取る電話
見つめては溜息なんて
この躊躇いさえ無くなれば
今すぐに君の許に行けるのに
伝う雨に願いを込めた。
両手の水に 祈りを込めた
こんな僕を 誰が・・・。
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