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ネコビト。
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作詞 蘇季 |
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目が覚めるたび
僕は気にしてしまう
「何故だろう?」
鎖なんて もうないのに
まだつながれてる気がして
「自由」ってものを知りたくて
ふらり、窓から飛び出したりしてた。
人から放されたとき
「自分が望んでた事だろう?」
笑っては・・・泣いた。
ないはずの首輪に
残された僕の名を誰もしらないから。
「誰か僕の名前を呼んで。」
空の下を歩いて行く。
「何処に?」行く宛てもないくせに
投げつけられた石も
僕にぶつかっていたかったろうに
なんて
馬鹿けて聞こえるだろう事を思ったり。
羽根があればなんて・・・
思いもよぎった。
徐々に変わってゆく。
面影探して 声を頼りに
よろめいた視界の中を
辿ってゆくよ。
もう会えない・・・。
「そんなことは無い」
言い聞かせて 歩いてゆくよ。
例え忘れ去られていたとしても
僕が君を忘れられないのは
あの日の言葉を
今でも覚えてるから・・・。
今の僕には名前も首輪すらもない
気付いてくれる人すら いないから。
目を閉じてしまう前に
聴かせてほしい
僕は・・・
「君を・・・」
言葉は絶えた
心に刻み込んだ
傷を越えて 辿りついた。
君が笑えてるなら
「もう大丈夫だね。」
走り出した 光の許へ
どんなに雨が降り注いでも
何処までも何処までも翔けてゆこう
「君に出会えた事が」 何よりも幸せだった。
ひっかいて傷つけて
その後の虚しさを知ってる。
素知らぬふりをして歩き出した
うまく笑えてかな?
泣いて鳴いて 「僕はここに居る」と
例え 例え
もう届かない 声だとしても
ぶつけた想いが
星になるように。
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