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LONDON SMOKE
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作詞 蘇季 |
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目が覚めるたびに
聴こえる声 雑踏 柵
日々は親が使っていたシガー片手に
蠢く人波の中消える 幻影
僕は親譲りのセキルを手にして
溜息ついて書き記し始めた。
気怠さには誰も勝てないと
ふと笑いかける水面に
映り込んだ空があまりにも
僕の目には淀んで見えた。
水溜りに足音鳴らす
「今日もまた雨だって。」
そう話しかけたのは
誰も未だ気付かない花。
僕が最初に見つけた
草陰に埋もれた小さな花。
「僕らは逆さまに同じだ」
笑いかける姿は
遠い昔に忘却された
メモの切れ端
「鏡にはもう映らない」
そんなこと知りながらも
今もまだ 面影を探してる
あとどれぐらいここに居れるのだろう
下すのは神。 差しのべるは仏。
神仏一存の義なんていつの間にか忘れてる。
僕はまた口遊みながら
時間が背中を押すから
また新たなる街へと歩くよ。
煤の街に 手を振りながら
君がいた事を想い出に変えながら・・・。
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