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空洞
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作詞 蘇季 |
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掌の中消えていった その声は
誰の心にも留まることは無く
月明かりがただ眩しく
僅かに光を残した
日差しは強く 残された光を奪い去った
思いだせるなら
思い出してほしい
思い出せないのなら
せめて笑っていて。
気怠さだけが増した午後には
一睡の猶予も与えられずに
「星に願いを・・・」
もしかなうのなら
何を最初に思い浮かべるだろう
歪んだ日常だけが
背中に纏わりつく
揺らいだ視界の果てに
君がいないと気付いてもなお・・
ひらひらと・・・ゆらゆらと
漂って崩れていく
指先は灰に。この目は風に。
溶けていく。消えていく。
いつの日か 君でさえも
見えなくなっていくのかな…?
思ってしまうよ・・・。
歳月は容赦なく過ぎて
朧月は僕を見放した
もう何も信じれないと
嘆く 鏡の向こうの君に
問いかけるモノは
答えなき傷みだけ
残された記憶の隅に
居座り始める 道化の歌
この声が聴こえるというのなら
思うことは一つだけ
君には届いてるなら
どうか この手を掴んで
何度目覚めても
何も映しだせない
聴こえることのないならば
暫しの眠りを・・・。
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