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時間の中へ。〜lost,feel,down〜
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作詞 蘇季 |
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するり 掌から
零れ落ちた 雫は
理由もわからず流れ落ちて
氷の粒となって砕け散った。
頭上の雨は澱んだ白さを纏って
一つの言葉を共有し
朽ち果てる。
時計の針は 心臓をとらえたまま
回り続けるから
その赤に気付かぬ様に
また日々を過ごした。
蒼く澄んだ夢は
透明な森を駆け抜けて
迷宮へと誘った。
また閉ざした窓には
何重もの鍵を掛け
誰も踏み入らぬようにした。
罪過の一つと云えよう
禍罪を残して
遠くから眺めた情景から目を逸らした。
簡単には変われない事を知った。
変わらないのは 意識がある事だけ。
命と引き換えに 深紅に染まった視界は
全て奪って殻に変えた
伝えたかった言葉は
腐敗して 朽ちていく
忘れたのは「いたい」と思う事
心の奥底の真相なんて
まだ君は知らなくていい
傷は見なければ 当たらなければ
やがて癒える
だから 今はそのままで。
このままでいさせて
動き出せる日まで。
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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