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CLOCK WALKER
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作詞 蘇季 |
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時計の針の音だけが
耳の近くで響いて
怖くなって逃げ出した
あの時目を覚まして見上げた空は
何故でしょうか?
何も見えなくて
笑えなかった
どうすれば見つけられるのか
それだけをずっと考えていた
どうしたら見つけられたのか
どうしたら見つからずにいられるのか
ここからあの場所まで
どうしたら辿りつけるのだろうか
考えるだけで日が暮れて
忘れたい思いだけが駆け巡るから
忘れられなかった。
最初で最後の唄を
何度も紡いで籠の中
星は輝き 月はまどろむ
どうか僕を見つけないで
怖くなるから
隠し続けて 疲れたから
そんな日々を過ごして眠った
あれから幾歳 時は流れて
今いる場所がどこなのかわからなくて
動けなくなった。
行けるところまで歩いてみたけど
見つからなかった
寒くて冷たくてそれでも 温かった
今ではもう 冷えた世界が纏わりついて
言葉さえ失っていく
奪われていく
元から無かったものを
それを作らせない為にとどめた
箱の中に閉じ込めた
抑え続けた その世界を
他人(ひと)はまだ
気付かないでいた。
小さな音色だけが その箱を動かした。
鍵かけた色彩
僕はまだ思い出せずにいる。
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