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壁庭
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作詞 蘇季 |
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手を伸ばした瞬間の雨
もうやみそうにない・・・
手を差し伸べた
その手を引いて 何処へでも走りたいな。
誰も知らない 街でもいいね。
遠い遠い夜空を駆け巡る
旅にでも 出てみたいな。
遠く遠く離れていても
側にいたいのに。・・・なんて
今笑ったでしょう??
本当の言葉ほど信じてもらえなくて
そんなに馬鹿げた事言ったのかしら。なんて
思ってしまうのは
気付かないふりして
幾度も同じような日々が繰り返される。
壁なんて何度壊したところで
作り変えられるスピードが早すぎて
壊してる間に再生するから
まだ外に出られない。
だから 扉を作ってみました。
そしたら人がたくさん入ってきて
怖くなって また扉を壊してしまいました。
そのままでいいと思っていました。
君に出会う前は。
感情という名の情報が
この手を伝って 回り始める
やっぱり怖くて逃げだしました。
始めは。
僕の姿が見えるのなら
この黒く染まった腕の意味がわかるでしょう?
後残り僅かな時間を
どう過ごすかなんて
考えたくないの。
時を越えることも許されないまま
この世界は終焉を迎えた。
・・・――目が覚めるたびに
聴こえてくる 懐かしいメロディは
また 私の手を引いて
走り出そうとするから
今度こそはと
逆走したまま
もうここには戻れない事を悟る
その日まで 眠りに就いた。
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