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泡沫の祈り
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作詞 蘇季 |
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波の音 静かに
君の名を呼んだ
悲しい世界に 埋もれない様に
近寄る事も出来ず
それでも君の名を呼ぶ
もう聴こえないのですか?
それでも 側にいたいと願ったよ。
思いは滞ったまま
空回りし始める
まだ見ぬ人たちの声が
一つの樹に光を宿し始めるから
その手を放したら もう見つけることができなくなりそうです。
もうこの世界を離れたら
僕の方が正気ではいられなくなりそうです。
流れ星集う物語の一つを
この掌の中で確かめられたら
君を癒す事が出来るでしょうか
君を逃がすことができるのでしょうか
僕の声を誰も聞かないでいて。
その喉を通過する痛みを
拭い去りたいから
空回り・空回り。
白い鳥が 羽ばたいて言った。
その言葉は 何れ 僕の手を引いて走り出すから
その時まで思いだせずにいる。
思い出さずにいる。
ただ 祈ることしかできないから
君を想った。
歪んで見えるのならこの手を掴んで
二度と離れない様に
二度と消えない様に
願いを込めた
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