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bottleship
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作詞 蘇季 |
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朝靄の中を一人 手探りで歩きだす
世界は歪んで
目に見える 言葉に
俯いて 振り返れば
足跡だけが残る
手繰り寄せた鍵を そっと
机の上に置き去りのまま
遠く出かけましょう
夢のない物語は 聴きたくもない
知りたくもない
哀しすぎるから
そよそよ風と共に旅をしよう
何処までも遠く 歩き疲れて眠るまで
明日が見えなくなってしまったとしても
そのままでいて
la-la-la...
砕け散る星の中
深紅の花弁は空に舞って
時間を早めた
雫は両手を伝い
行き場失くしたままの
人形を連れて
面白みのない夢の話は
眺めても溜息
募るだけで。
語らう声に “笑い”を乗せて
連れ去ってくよ
闇夜に浮かぶ 月を眺めて
溜息一つこぼした
海に漂う船を見つけて
手を振ってみたけれど
嗚呼…。
言葉を失う 世界は未知数
敵は我にあり?
すべて敵だらけの
正解は無く 世界は無く
振り向いた
瞬間に花火が
空を鮮やかに染め上げた
あまりに綺麗過ぎて
言葉にできなくなった。
声にしなきゃ 伝わらないことだってあるよね?
そう呟いて ないて わらってみた
水面に浮かぶ風景に
手を翳して すくいあげてみるけど
その世界は掴めないまま
ただ虚空を見据え続ける
それだけなんだって。
夢を乗せて...。
言葉に寄せて...。
旋律(ウタ)を聴いてる...。
ここに届いてる 声だけを聞いていた。
振り向かないで
前を見据えて
歩いていこう どこまでも。
何事もなかった日の
空白(悲しみ)を埋め尽くすような
光(微睡み)の中
そっと目を閉じて。
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