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空に渡る 光一つ。
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作詞 蘇季 |
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空に渡る一つの光 どれぐらいの旅をしてきたのだろう?
これから行く場所には
どんなモノゴトが待ち構えてるのだろう
その期待を乗せて 光は飛び交う
それは何れ誰かの手によって崩される
物語の端くれだったとしても
構いはしなかったんだ。
キミいずれ知る痛みの果てに
失望もとい絶望の先に
希望や幻想は抱けるかと
ただ問いかける者 一人。
星を頼りに 歩き行く。
ふわりふわり 風に乗せて
旅する人よ 何処までも
果てなき痛みの後に
跡は残る。
他からつけられた傷だとしても
自ら受けた 痕(モノ)だとしても
深く刻まれなければ
跡形もなく
消え失せるでしょう。
すべてが紅く染まってしまった人は
「人は悲しい」と嘆いていた
その頬を伝う痛みは
この世界を渡る 星にも
拭うことはできないんだ。
「神の裁きを」と誰が言ったのだろう。
神を信じない奴ほど ほざきやがるって
キミは悲しげに笑うから
触れることはできない
容易く 軽々しく
話しかけることはできない。
光一つ追い求めて
闇にまた捕まった。
光一つ 破壊して
また違う世界へ 飛び立とうとしてる
「何度その矛盾を繰り返せば気が済むのだ
貴様らは。」
嘲笑(あざけわら)うのにも疲れて
見下した。
冷めきった世界に留めをさして
凍りつくこの身に
空白を燈し
果てようか。
キミ何れ知るその時まで
記憶を封じ 時が過ぎる音だけを耳にしよう。
空に渡る一つの光 どれぐらいの旅をしてきたのだろう?
星砕け散る夜 終焉の銃声を耳にした。
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