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流星
作詞 蘇季
喉を刺す 
・・・痛みが増してくよ。
声を殺して
泣いた日を忘れない

君が遠く感じられる前に
ここにある世界を
手放した。


――・・・。

目を逸らした瞬間に
世界は急速に変わり始めた
時計の針が一周回った

どれぐらいの時が経っていたのでしょう。
早く、過ぎて。

風だけが冷たく肌に触れて

雨の中傘をささないで走りだした。

孤独だと思い知った時
最初から。 と笑って見せた。

世界が色褪せ、歪んで見えたから
怖くなって

遠くへ逃げ出した。

全てが変わっていくことに怯えて
目の前の世界が偽りに見えて
声を嗄らし 叫んだものは
涙となって 声を引き換えにして
流れ始める。


その歌声は 誰よりも澄んだ
世界をやさしく包み込んでいくでしょう

貴方の居ない世界は 寂しくても
生きていける

生きてることが奇跡だと思い始めた

あの頃に比べて 成長することなく
後退してく一方で
窓を開けて部屋に入り込んできた
風が やさしく
名前を 呼んだ。

もう覚えてはいない

遠い昔の 記憶すら 持ち合わせてないから。

残酷すぎる時の流れに
逆らおうって 決めた。
あの時。

何かを必死に記憶にとどめたくて
メモした紙は 机の上に置いてきた

失くさない様に
握り締めた
その手には

何もなくて。


墜落していく
この空に 溶けていくから

ココロホドキに一つ
願いを込めて
破り捨てられた。


忘れないで。
ここに居た事
思い出せなくてもいいから
繋いだ指が 解けてゆくのなら

最初から何もなかったように。

流れ星を掴んで
ひとつに繋げて

無理して笑って
本当の声が
誰にも 知られなくなった時

誰が悲しむというのでしょうか。


笑ってるのなら
気のすむまで。
ずっとそのまま笑っていて

遠くへ消えていくから

それでも

どうか

貴方だけは笑っていてください。


・・・――。


目が覚めて いつもみたいに泣いていた
誰もいないって
ふと笑って

心は痛むよ それでもなお
追い続けた 光のむこうへ・・。

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歌詞タイトル 流星
公開日 2010/06/22
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 願い。祈り。終わりなき物語のような世界。 それでも、ここに居れることが奇跡なんだって。 笑って見せた。
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