|
|
|
Color on...
|
作詞 蘇季 |
|
白が黒へ変わる世界に
僕の居場所は存在するのでしょうか?
暗い道程を歩き続けて
辿りついた場所は 全て崩れ去っていたんだ
黒が白へ飲まれる色彩に
君は横たわったまま 動けずにいる
早く…速く・・・辿りつきたいのに
辿りつけないのは “避けていたいから”
何も考えずにいられたなら・・・
なんて
ふとよぎる希望に似た 絶望
路頭に迷うがごとし
現実は逃れることはできない
知っているでしょう?
知っていたでしょう?
迷わずに突き進むことが許されるのなら
僕は 君を傷つけずに
「居られたのかな…?」
狂い始める時間の速さの中
残り少ない 命の螺旋火
逃げ惑えば いつの日か戻ってくる
そんな希望は
“不要(いら)ないから”
崩し始めた 木々の色に
手をかけて 壊していく
そんなに そんなに 壊していくことに
意義はあるのかい?
fade out
その色彩に今 手を伸ばしたい
けれど
届かない 届く事もなく
花弁は 風に舞うだけ。
迷い疲れて眠る
朝は来なくて
夜だけが光を帯びていくだけで
ねぇ・・・?この世界に
僕らが存在してたって証明できるのかな?
銃口を空に向けて
撃ち放した 窓の向こうに
渡る雲が背中を押した
ただ風だけが冷たくやさしく突き放して
「“墜落しそうです”」
振り返る瞬間に
手を翳しつかんだモノは
黒に染まろうとした白い花
君がくれた詞は
反響して 耳元で鳴り響くから
怖くて怖くて 仕方がなかった
銃口を突き付けたまま
堕ちてゆける眠りの中
目覚ましの音だけ 響いた。
|
|
|