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fake
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作詞 蘇季 |
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黒く染まりつつある画に
白く濁り始める視界
紅く流れ出す月明かりに
青く溶け込む夜空に
ふと見上げつぶやいた言葉に
もう、誰もいなくて
何気なく 外に飛び出したくなるのは
きっと 何かが起こる気がして。
傘は差さずに 地を叩いて
雷鳴響く 静かな世界
遠退いた 色彩さえ
もう 思い出せない
変わっていくのは 人も町並みも同じで
刻まれたままの 跡は
残されたまま
溶けてゆく 時間があと少しで
終わりを告げてくるから
何も言えず 塞ぎこんだままで
語る永久の調べ。
流れ落ちてきた雫は
振り返る事も出来ない旅に出るでしょう。
一瞬一瞬が眩しいのなら
手を伸ばして
「 。」
ありふれて物語の続きを
繋ぎ合せても
最期に残されるのは
言葉でしかないのでしょうか…?
導いて。
その手を放さずに 居られるとしても
変わらずに堕ちていく
夢にまた 捕まるのでしょう?
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