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言葉曝し
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作詞 蘇季 |
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ただ並べる
辞書 ノート 小説 漫画・・・。
本と纏められるすべてを
ただ、机の上に並べる
昨日書いた絵には
もう興味はない・・なんて。
謎解きする前にシャットアウト
何をしたかったんだっけ?
ある人は言ったわ。
人ほど 複雑怪奇な代物は無い って
だから僕は 物語に 道を導すだけだって。
神様気取り? そんなものじゃない。
ただの地図にしか過ぎない
ただの描かれた紙でしかないって
ある人は笑った。 ある人は語った。
櫻葉 幼命 崩壊 警戒
残骸 散々 白々 刻々
仄々 目眩 踉く 世界?
鐘は響き始める その世界を揺り動かす
光を受け入れないための黒
闇を受け付けないだけの白
風は動き始める
全てを巻き込んで
語り始める
いつか
流れ星集う 物語の許で
君を照らす 地図上の
星。 果てなく続く
歌。 巡り来る
朝。 明日を
目覚め。 奇麗事で塗り潰して
また、世界は廻るというらしい。
真実か 偽りかなんて
遠の昔に 忘れてしまった。
かつて 僕らが 独りだった頃に
ただ 伝うはイタミだけ。
ただ 残るは言葉だけ。
誰かが歌った コトバ だけ。
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