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風和調明
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作詞 蘇季 |
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ゆらり流れ落ちる星
手を翳せども届かなくて
泣いてしまうのは 気のせいで
居て。 まだ気付きたくはない。
カラリ廻る歯車に
人のざわめき 鳥の囀り
揺らぐ世界の路末
語るは誰?
目に映る モノに 目を塞いでいた
誰も 知らなくていい
心の奥に潜む色彩を
駆け巡る闇と光とは別に存在する
こえに耳を塞いで眠る
泡沫。
春は来ず夏は果てて秋は染めし冬は過ぎ去り
飾る音に 雑音が重なり
全てを調和した。
語る悠久の調べ
暮れる宵月に
手を伸ばす面影遠き
世界を黒く染めた
夢の中で巡った迷路の中で
響く声は全てを切り裂いた
―知らなくていい―
いつか聴こえるよ
何もなくとも
星座を駆け巡り
この声を彼方へ
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