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妄想話。
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作詞 瀬咲 夕映 |
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僕の心と体はだんだんと成長していく内に分離していく
泣いてる僕を冷めた目で遠くから見てる僕がいる
悲しいくせにその感情をじっくりと観察してる僕がいる
「お前誰だよ」そう聞いてみてもそれは僕以外の何者でもないんだ
そいつのせいで僕は時々 変な想像に悩まされる
実はここにいる僕は全部幻でいつか覚める夢じゃないんだろうかと
どこから夢で何処からが現実?
何処から嘘でどこまでが真実?
形を変えたもうひとり僕の気持ちが嘘じゃなくても僕自体が嘘なら嘘になるの
目が覚めたらそこは白い世界
僕も形を変えてそこにいるよ
たとえそこが本物だとしても
僕は「嘘の世界」と名付けるだろう
形を変えたもうひとりの僕は目が覚めて寂しいからってまた目を瞑って夢を見るの
なんて全部僕の想像の話真面目に聞いてくれてありがとう
全部夢だったとしても
全部嘘だったとしても
君と出会えたことだけは本当ならいいのにな
目が覚めたら君が笑ってて
その君が本モノだとしても
僕が好きなのは嘘の君だ
そんな僕も嘘の僕
目が覚めたその世界が
今より幸せでも不幸でも
そんなのは興味ないよ
僕がいたいのはこの世界
人は最期の瞬間(トキ)に「死」という名を付けたけど
ただ目が覚めただけだよ また目を瞑って生まれ変わる
全部 全部 妄想話
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