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一等星
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作詞 瀬咲 夕映 |
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午前4時 夜が深く蒼くなってくる頃
黒猫は旅に出るよ たくさんの夢を乗せて
行き先なんて分からない きっと猫自身も
少し休憩をしよう まだまだ先は長いのだから
丘の上で深呼吸 ほら 寒かったことも忘れただろう
澄んだ夜空に映える億万の星
暗いからこそすごく綺麗に輝いて見えたんだよ
その蒼い瞳にはどんなふうに映っただろう
欠片を一粒だけ咥えていくよ
拾ってきた宝物の中に星の欠片が増えた
そして目的地も見つけた届けたい人がいるんだ
この丘を越えたら360度のパノラマ
街の灯りが独りじゃないって教えてくれるよ
遥か彼方の銀河に願いかけるより
自分を信じてあげたほうが何倍もさ きっと 暖かいよ
少しずつ明けていく空 消えかけのキラキラ
早く届けなくちゃ消えてなくなって何も伝わらないよ
走り出した猫 ねぇこの一等星は
別のどこかで見たことあるぞ すごく似てる
日が昇りさっきまで
バケツの中で泳いでた
星はどこかに行ってしまった
目的地に着いたのに
君にも会えたのに
星の欠片を届けにきたんだよ
ホントだよ確かにさっきまではあったんだよ
星の逃げた水に映ったのは君の涙
「嬉しくて泣いてるんだよ」
そう言って僕を抱え上げてくれた
星の欠片なんてなくても
ちゃんと届いたみたいだよ
思い出した
あの一等星は君の涙に似てたんだ
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