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暖かい処へ
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| 作詞 梳紅水涼 |
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「来る？」
―――行かないよ、もぅ。
「なんで？」
―――なんでって？
「なんで来ないの？」
―――・・・もぅ終わったんだよ。
「終わってねぇよ」
―――終わったよ。言ったじゃん。
「俺は納得してねぇ」
―――・・・もぅいいよ。
「よくねぇよ。俺はまだ好きだ」
この人は何を言ってるの？もぅ・・・終わったんだよ?
―――あたしはもぅいいの！
アタシ、嘘ツイテル
「嘘だ」
見透カサレテル。ニゲナキャ・・・
―――・・・嘘じゃない・・・
「じゃぁなんで涙出てんの？」
―――だって・・・
「・・・・」
―――これ以上好きになったらお互い傷つくよ・・・！
「・・・どれだけ傷ついてもいいよ・・・」
―――・・・え?
「俺はお前しかいらない」
―――・・・
「だから・・・・、おいで？」
君は手を広げた。・・・どういう意味・・・？
―――・・・
「来いよ!!」
―――・・・ふぇぇん
君の胸に飛び込んだ。君はぎゅって抱きしめてくれた。
「なんだよ。お前、俺のことあきらめきれてないじゃん」
そういって笑った君。すごく愛おしく想えて すごくあったかくて・・・
―――当たり前だよぉ！
また泣き出したアタシにキスをくれた。ずっとずっと優しいキス。
そんな君は もうこの世にいない・・・。
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