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ささやかなもの
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作詞 KENGO |
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人の優しさが嘘にしか見えなくて 怯えた顔で暮らしながらも
迷いの中 暗闇に浮かぶ僅かな光を求め歩いた日よ 今でも
時折思いだすことがある 胸をくすぐるあなたのあの声を
「誰一人、幸せになれない運命になんてありはしない」と
頬を撫でる風は春の暖かさを確かに告げる物になり
胸に生まれそして忘れた悲しみも思い出にそっと変わりだし
ささやかな幸せに今またひとつ
生きてく喜び 生きてく悲しみ 心にそっと刻まれた
ささやかな幸せは今またひとつ
生きてく辛さを 生きてく尊さを 心にそっと刻み込む
悲しいけれどあなたの笑顔を思い出せない日々もある
そしてこの手に感じたあのぬくもりもやがて思い出に変わる
指折り数えたこともある 出会ってどれほど時が過ぎたのかと
けれども数を増していくほど涙が笑顔を奪い去ってくだけ
そして
ささやかな幸せに今またひとつ
人の弱さを 人の強さを 学び取れたような気がするね
ささやかな幸せに今またひとつ
人の馬鹿さを 人の美しさを教わったような気がしなくもない
ささやかな幸せに何かを感じながら生きていけるのなら
ささやかな幸せを忘れてまで生きていたくはない
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