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期待と悲しみ
作詞 KENGO
夕べからやけに溜め息が止まらなくて
とことんビールを流し込んだ けれど

朝日がやけに眩しい街並みを見上げたら
ビルの狭間の暗い空の姿はもうなかった

悲しみに囚われそうになりながらも
声をあげて泣くことも出来ずにいて
涙を見せることを躊躇う仕草ですら
いつからか出来なくなっていたのさ

誤魔化すことはやめたはずなのに
偽ることはやめたはずなのに
閉じこもることもやめたはずなのに
無邪気な自分の影を探し求めて

この時代を歩き続けている

テレビの中のコメンテーター
「日本は今、平和すぎる」と口にしている

ならばなぜに失われるはずのない
命が今日もまた失われるのだろうか

いつしか人は最大の過ちにそう
気付きながらも顔を伏せることを覚えた
これ以上、道を踏み外して生きていけるほどの
余裕なんてこの世界のどこにもないのに

悲しみを癒し生きる術を
喜びを抱いて生きる術を
憎みながらけれど愛し生きる術を
自分信じ答え探し生きる術を

やめてしまう理由なんてどこにもない
たとえ誰かがやめたとしても 
たとえ誰もがやめたとしても
歴史がそれを認めたとしても

人が人をやめてしまえる理由なんてどこにもない

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 期待と悲しみ
公開日 2007/07/22
ジャンル ロック
カテゴリ 社会問題
コメント 2007年7月に出来ました。

内容的にはもっと過去の物なのですが、大人になるに連れて誰もが抱くであろう「無邪気さへの憧れ」を現代社会の状況に絡めて書いてみました♪
KENGOさんの情報













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