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作詞 ビスケット |
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それはそれは小さい頃
そこに浮かんでいる雲はいつか必ず
つかめるものと信じていた
きっと空を飛んでみたかったんだ
それは自由を手にしたい気持ちととてもよく似ていて…
そしてなんて欲深い気持ちだろう
「人」として生まれてきたというのに
飛べない自分に満足できないでいた
いつか必ず飛べるときがくることを知っていながら
なぜかその事実が見えないでいた
一番つらいことってどんなことでしょう?
耳を澄ませば聞こえてくる音が 消えることでしょうか
いま見える光や彩りを 失っていくことでしょうか
身動きがとれず ただただ窓からの小さな空を見ることでしょうか
それはきっと 生きているから つらいのでしょう
そしていつかなにも感じなくなる日がくることが 一番つらいのでしょう
君のぬくもりは いつまで肌に残るのかな
声は いつまで耳に残るのかな
笑顔は いつまで心に残るのかな
そんなことを考えながら今日も 眠れずにいる
わたしはいつか どうなるんだろう?
いつか 君に伝えたいこと 大きなことも 小さなことも
励ましも 感謝も 怒りも 悲しみも 喜びも すべてが
伝えられなくなる日がきっとやって来るのだろう
どんなに近くにいても どんなに叫んでも 声を枯らしても
君に伝えることが できなくなるのだろう
君の背中を押すことが できなくなるのだろう
そして いつまでたっても なにをしても 空を飛べても
あの雲を掴むことは絶対にできない
そのことが 一番むなしいのだろう
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