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飛行機雲
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作詞 ビスケット |
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ぼんやり見ていた 窓の外の蒼に
すっと入った 美しい白線
凛と している。とは
まさにこのことなんだろう
どこまでも どこまでも
果てしなく無限に続く蒼の中にひとり
一本の線に沿って 歩いてみたいと思った
背筋伸ばして 前を見据えて
お気に入りの白のワンピースに
裸足でゆっくりと
終わりまでずっと 歩きたいと思った
蒼に映える凛とした白線が美しいように
美しくなりたい
ときに曲がりくねり 少し大回りして
世界の上を 何も考えずにただずっと
風のように 歩んでいけたらいい。
そうなれると いい。 そう なりたい。
憧れの雲を掴んで ふっと上昇して いつか
歩けるといい、あの道を。
そうなったら……
「おい、聞いてんのか」
「はいっ?」
「またお前は外見てぼーっとして。ほれ、yの値言ってみろ」
「………………」
「ほれ、早く」
「えーっと……やーだなぁ先生。yはyですよ、∞!」
「ばかたれが。」
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